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  2012年度第10回アキバテクノクラブオープンセミナーを開催しました
       (共催:情報処理推進機構)        


ご講演

2012/12/14 
2012年度第10回アキバテクノクラブオープンセミナー
        (未踏交流会)
 
 講師:三上 浩司氏
     (東京工科大学メディア学部准教授)
     藤本 実氏
     (東京工科大学メディア学部助手) 

 テーマ: 「エンターテイメントの未来を拓くテクノロジー」


■ ゲーム業界のトレンドは・・・  


 今回の本年度第10回オープンセミナーは情報処理推進機構との共催による未踏交流会ということで、通算9回目の開催となりました。
 今回の講師は過去2回アキバテクノクラブのセミナーに登壇いただいた、東京工科大学メディア学部准教授の三上浩司氏と助手の藤本実氏に講演いただきました。

 三上さんからは、最近のゲーム業界がインタラクティブテクノロジーと次世代ハードウエアの開発と活用によって、「ソーシャルゲーム陣営の台頭と大規模化」、「従来のゲーム開発陣営の凋落」、という大きな変革を生み出し、ゲームの遊び方そのものも従来の「遊び」で決められていた時間・空間・競技者などの共有が前提となり、"ある規定の範囲"の中で遊んでいたものがいまや"ある規定の範囲"を超える現象が見られ、従来の「遊び」の範疇を超えようとしていると指摘されました。  

 また藤本さんからは、メディア・パフォーマンスとして、ウエアラブルなLED電球を身につけ、ヒップホップ系のダンスとインタラクティブなLED電球の動きを同期させることで全く新しいエンターテイメントを開発するということで、現在進行形の様々な映像を中心に講演いただきました。これらの技術は、すでに若者から大人気の「ももいろクローバーz」のライブやイベントやテレビ放映中のコマーシャルなどでも利用されており、プレゼンされた映像の中には見覚えのあるものも含まれていてその普及の早さに驚かされました。

 現在世界ではウエアラブルLEDだけではなく、レーザーやホログラムなどの活用も進んでいるとのことで、これらの技術からどのようなエンターテイメントが生まれてくるか期待させる講演となりました。

(写真をクリックいただくとご講演の様子がご覧いただけます)


ショートプレゼン&懇親会

■ 恒例のショートプレゼンテーションでは・・・・

 ビールと万かつサンド片手に行われた恒例のショートプレゼンテーションは、株式会社システムイクゼの韮塚昇氏による「確率を使わない日本語意味解析」、1X研究所の小林卓夫氏による「コンピュータは創造的コンテンツを作れるか」、理化学研究所の岩崎健一郎氏による最近の活動の成果である、「Possessed Hand、Open Pool、プロットタイピング講座」について概要を講演されました。

 それぞれの講演の後は、さすがは未踏の関係者の集団ということで、未踏の生みの親である竹内先生を中心に、普通の参加者では難解なテーマであっても活発かつディープな議論が繰り広げられました。    

 しかし岩崎さんの講演にあったプロットタイピング講座で紹介された「ルンバマン」、お掃除ロボットで有名なルンバにカメラとセンサーと制御系システムを載せて、ハードもソフトも全部秋葉原で部品を買い集めて自作する、という講座はきわめてアキバらしくて、「現代版ラジオ少年・アマチア無線少年」を育成するようで、夢のあるプロジェクトであると参加者全員が感動、しかも参加者がノスタルジックなおじさんだけでなく若者もいて、みんなで半田ごてを持ってワイワイなんて、すごいことです。
 IPAさん、この講座の支援もお願いします。

(写真をクリックいただくとショートプレゼンの様子がご覧いただけます)

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