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  第11回アキバテクノクラブオープンセミナー を開催しました
       (共催:情報処理推進機構)


ご講演

2012/3/26 第11回アキバテクノクラブオープンセミナー
            (未踏交流会)
 
 講師:中城 哲也氏
 (株式会社サイバーノイズ 代表取締役)

 テーマ:「『ソフトウエア』というものづくり」  


■「Live2D」で創出したイキイキ2D画像  


 今回のオープンセミナーは情報処理推進機構との共催による未踏交流会ということで、昨年度から数えて今回で通算7回目の開催となりました。今回の講師はアニメ業界で大評判となっているソフトウエア「Live2D」を開発された潟Tイバーノイズの中城社長に、創業の経緯、「Live2D」開発の秘話や技術的背景などについて講演いただきました。

 中城社長は、子供の頃からものづくりが大好きで、「すごいものを作りたい、そして人を驚かせたい」という思いが強く、しかも一人で創れるものとして「マンガ」か「プログラミング」ということに早い時点から絞り込み、最終的に「Live2D」にたどり着いたとのこと。このテーマは2006年の未踏に採用されたことで自ら起業、そこで開発したプロットタイプに改良を加えたものが現在の「Live2D」とのことでした。
 この「Live2D」の要素技術は、2D画像を細かいポリゴンに分割して2次元上で20〜30度程度動かすことによって3Dモデルで作成した画像よりも簡単かつ安価で、しかも原作のアニメキャラクターの原画のイメージを壊さないままに動かすことができるということで大評判となり、現在の日本のアニメやゲームのアニメやプロモーションビデオなどの多くに採用されているとのことだそうです。
 実際のデモでは高価で複雑な3Dモデルを苦労して動かすよりも、2Dのままで動いたように見せる方がよりリアリティがあることを説明いただき、画像技術の奥の深さと日本人的なきめの細かさが制する技術分野があることがよく理解できた講演となりました。

(写真をクリックいただくとご講演の様子がご覧いただけます)

ショートプレゼンテーション

■ 恒例のショートプレゼンテーションでは…

  ビールと万かつサンド片手に行われた恒例のショートプレゼンテーションは、今回は予定の2テーマと飛び入り3テーマとなりました。

 株式会社NTTドコモの山添隆文氏から「自動文字認識API」と題して、現在APIとしてドコモが試験的に提供している自動文字認識のソフトの技術的背景と認識性能などについて、岡山大学の新妻弘崇氏からは「コンパイルのスピードアップ化」ということで、SchemeからC++への変換スピードについてのデモと解説、が行われました。

 その後飛びいりプレゼンとして、褐g帯スタディ王国の山本圭太氏から携帯電話を活用して受験生向けや資格試験向けの情報サービスについて、慶応大学医学部の水野達人氏からは自動診断のアイディアとシステム化について、株式会社インターネットイニシアチブの今井健氏からは新しいホスティング・パッケージ・サービスについての説明があり、それぞれの話題に応じた専門的な質問や議論が生まれ、さらに次の議論に派生していくというまさに未踏卒業生コミュニティならではの会となりました。

(写真をクリックいただくとショートプレゼンテーション&懇親会の様子がご覧いただけます)

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