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  第32回アキバテクノクラブ交流会を開催しました
  (共催:秋葉原先端技術実証フィールド推進協議会)


講演

産学官連携研究の成功とは?!

TAMA-TLOの井深氏に、TAMA地区の産学連携について、成功、悩み、問題提起を事例を交えながらご講演いただきました。
TAMA地域には、高い技術の中小企業があり、MEMSファンダリーの大手企業があり、技術評価できる大学があることが地域の特性であり、地域の産業力を向上させているとのこと。
(MEMS:微笑電気機械素子およびその創製技術のこと。技術応用例としてはDNAチップやインクジェットプリンタのヘッドなどがある)
その地域特性を活かしてTAMA-TLOとしては、大学の研究成果を大学とものづくりを行う企業と連携しつつ、事業化の企画提案を行っています。
中小企業との研究は新しい技術を創り出すというよりは、古い技術を活かしていかにものづくりをするかということがポイントとのこと。
そしてご講演の最後に「産学官連携研究の成功とは」をお話頂きました。
1.連携構築し、研究開発提案が出せた。
2.研究開発計画が採択され研究が完了した。
3.企業中心の実用化研究が成功した。
4.事業体制が出来た。投資が行われた。
5.製品が発売された。
6.製品が市場でシェアを持った。
ほとんどが2もしくは3までで、6までいくには15年はかかるとのこと。そうなのです!産学連携は成果を出すまでに時間がかかるものなのです!

(写真をクリックしていただくと、会場の様子がご覧いただけます)

トークセッション

《トークセッション》
アキバへのアドバイス


妹尾先生(東京大学特任教授)とのトークセッションでは、さらにTLOのビジネスモデルについて展開されました。
TAMA-TLOでは、特許を売るのではなく、共同研究して事業化するプロジェクト型のビジネススタイルとしているそうです。大学の特許を企業に移すことでロイヤリティー3%を得ることもあるが、本当にいい特許と判断した場合のみ扱うとのこと。
どこでもうけるのか?とは良く聞かれる質問で、事業管理法人としての管理費で成り立っているそうです。
アキバへの一言は、TAMAでは部品を作っても、なかなか使ってくれる人がいないので、国際拠点のアキバにぜひ部品を置かせてほしいと締めくくられ、会場からは拍手が湧き起こりました。これで多摩地域と秋葉原は産学連携の絆で結ばれました?!

(写真をクリックしていただくと、会場の様子がご覧いただけます)

懇親会
懇親会も賑わいました!

梅雨らしい天候の中、交流会に続き懇親会も始まりました。

恒例のPRタイムでは、初めてご参加いただく方のご紹介やイベントの宣伝告知などがあり、妹尾先生の軽快な楽しい仕切りがありとで、拍手と笑いの渦が巻き起こりました。

(写真をクリックしていただくと懇親会場とPRタイムの様子がご覧いただけます)
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